漠然としてなおかつ遺書のようなもの

俺が死んだら見てほしい

東京に住むみたいな人生

ずっとずっと死にたかったけど東京でうまいもの食ったら謎のエモい気持ちになってもう少しいけそうな感じになった。

 

一時間ぐらい芝浦を歩くと東京はなんでもあってたくさんのデザインが街中にいっぱいあって何者でもない自分も主人公の気持ちになれる。等間隔の街灯、垂直なビル、足元の標識、真っ暗な川面。

冷めた空気の、アジアン料理屋の、酔っぱらいの酒の、端に追いやられた喫煙者たちの、人の働いたあとの有機的な匂い。

殺されそうな大音量の電車の音を聞くガード下。精一杯生きる駅前のミュージシャン。

明日への不安、ビル街の中に不釣り合いなゴミ捨て場。

 

目も耳も痛いからまだ生きている。明日もまだ生きている。